知りたい情報への近道!テレビ、新聞、ネット「調べもの」上手になるヒント
日常の「調べもの」、どこでしていますか?
「今日の夕飯は何にしようかな?」「週末のイベント情報はないかな?」「次に旅行に行くならどこが良いだろう?」
私たちは日々の暮らしの中で、様々な「調べもの」をしています。ちょっとしたことから、じっくり時間をかけたいことまで、調べたいことはたくさんありますね。
そんなとき、皆さんはどのメディアを使いますか?なんとなくテレビをつけたり、手元にあるスマートフォンで検索したり、あるいは新聞の隅々まで目を凝らしたりと、無意識に使い分けているかもしれません。
テレビ、新聞、そしてインターネット。それぞれに得意なこと、そうでないことがあります。それらの特徴を知ることで、あなたの「調べもの」はもっと効率的に、そして本当に欲しかった情報にたどり着きやすくなります。
今回は、日々の「調べもの」をテーマに、各メディアの賢い活用法をご紹介します。
テレビで「調べもの」をする
テレビは、何と言っても「映像で分かりやすい」のが最大の強みです。特に、場所や人、物の様子を知りたいときにはとても役立ちます。
- 得意な調べもの例:
- 旅先の雰囲気やグルメ情報(旅番組)
- 新しいお店や流行りの商品(情報番組)
- 話題の健康法や料理の作り方(生活情報番組)
- 災害発生時の現地の状況
テレビを見ていると、「へえ、こんな場所があるんだ」「この商品便利そう!」と、思いがけない情報に出会えることもあります。特に地域の情報番組などは、地元のイベントやお店の情報を知るきっかけになります。
ただし、テレビ番組は放送時間が決まっていますし、ピンポイントで知りたい情報を「検索」することはできません。ざっくりと概要を掴んだり、興味のきっかけを見つけたりするのに向いています。
新聞で「調べもの」をする
新聞は、記事が体系的にまとまっており、「情報をじっくり深掘りできる」こと、「信頼性が高い情報源が多い」ことが特徴です。特に地域の情報や、特定のテーマについて詳しく知りたい場合に役立ちます。
- 得意な調べもの例:
- 地域のイベントや行政情報(地域面)
- 特定の社会問題やニュースの背景(特集記事)
- 新しい制度や税金に関すること
- お店のセール情報や求人情報(折り込みチラシ)
新聞は、記事になっている情報が専門家や記者の取材に基づいており、情報の信頼性が高い傾向があります。また、写真や図解付きで解説されていることも多く、複雑な内容も理解しやすいことがあります。
一方で、速報性ではネットに劣りますし、過去の記事を探すのは手間がかかる場合があります(縮刷版やデータベースを利用する場合もありますが)。知りたい情報をピンポイントで探し出すのには、少し慣れが必要かもしれません。
インターネット(スマートフォン)で「調べもの」をする
今や、多くの人が日常的に使っているインターネット。特にスマートフォンを使えば、「いつでもどこでも、ピンポイントで情報にアクセスできる」のが魅力です。
- 得意な調べもの例:
- リアルタイムの天気や交通情報
- お店の営業時間や連絡先、口コミ
- 商品の価格比較やレビュー
- 趣味や関心のあるキーワードの詳細情報
- 遠方の観光情報や宿泊施設の予約
インターネット検索を使えば、自分の知りたい言葉(キーワード)を入力するだけで、世界中の情報の中から関連性の高いものが表示されます。ニュースサイト、ブログ、SNS、企業の公式サイトなど、様々な角度からの情報が見つかります。
ただし、インターネットの情報は玉石混交です。誰でも自由に発信できるため、誤った情報や古い情報、個人の感想にすぎない情報も多く含まれています。また、広告が多く表示されたり、不確かな情報源に誘導されたりすることもあります。
インターネットで「調べもの」をする際は、「誰が書いた情報か?」「いつの情報か?」「複数の情報源で確認できるか?」といった視点を持つことが大切です。ニュースアプリや信頼できる企業の公式サイトなど、情報源を選ぶことも重要になります。
目的に合わせて賢く使い分けるヒント
テレビ、新聞、ネット、それぞれの得意・不得意を見てきました。これらを組み合わせることで、あなたの「調べもの」はもっと豊かになります。
いくつか例を挙げます。
- 地域のイベントに行きたい!
- まず新聞の地域面で概要をチェック(どんなイベントか、日程など)。
- 興味を持ったら、イベント名をネットで検索して、詳細なプログラム、地図、参加者の声などを調べる。
- テレビの地域情報番組で、直前の告知や会場の様子が映るかもしれないのでチェックする。
- 新しい趣味を見つけたい!
- テレビや新聞の特集記事で、様々な趣味に関する情報を見る(きっかけ作り)。
- 気になるものがあれば、ネットでキーワード検索。具体的な始め方、必要なもの、関連する教室やコミュニティを探す。
- 新聞のカルチャー面で、関連する講座やイベント情報を見つける。
- 旅行に行きたいけど、まだ漠然としている…
- テレビの旅番組を見て、行ってみたい場所のイメージを膨らませる。
- 新聞の旅行面や広告で、おすすめの旅行先やツアー情報を見る。
- ネットで「〇〇地方 観光スポット おすすめ」などと検索し、具体的な場所や宿泊施設、交通手段を調べる。旅行予約サイトで比較検討する。
このように、最初にテレビや新聞で大まかな情報を得て興味を持ち、その後にネットで詳細を調べる、といった使い方がおすすめです。逆に、ネットで気になるニュースを見つけたら、新聞でその背景や識者の意見をじっくり読んでみるのも良いでしょう。
あなたの「調べもの」をもっと快適に
情報過多と言われる時代ですが、怖がる必要はありません。テレビ、新聞、インターネットは、それぞれ私たちに情報をもたらしてくれる大切な道具です。
「これを知りたいな」と思ったときに、「これならテレビかな」「これは新聞で詳しく見たいな」「これはネットでサッと調べよう」と、目的に合わせてメディアを選ぶ意識を持つこと。そして、特にネット情報については、「これは本当かな?」と少し立ち止まって考えてみることが、「調べもの上手」になるための大切な一歩です。
それぞれのメディアの良いところを上手に組み合わせて、日々の「調べもの」をもっと快適で実りあるものにしてください。