今日のネット情報、これは広告?ニュース?賢く見分ける3つのポイント
ネット情報の便利さと、ちょっとした疑問
スマートフォンで最新のニュースを見たり、暮らしのヒントを探したり。インターネットは、私たちの生活になくてはならない情報源になりました。知りたいことをすぐに調べられるのは、本当に便利ですよね。
でも、ネットを見ていると、時々こんな風に感じることはありませんか?
「あれ?これはニュース記事なのかな?」 「なんだか特定のものがすごく褒められている気がするけど…」
インターネットには、ニュース記事のように見えるけれど、実は広告や宣伝目的で書かれたものが紛れていることがあります。これらをニュースと間違えて受け取ってしまうと、正しい情報を選べなくなってしまうかもしれません。
そこで今回は、今日のネット情報が「広告」なのか「ニュース」なのか、賢く見分けるための3つの簡単なポイントをお伝えします。
ポイント1:記事の周りや始まりにある小さな文字に注目しましょう
インターネットの記事を見るとき、まず記事のタイトルや内容だけでなく、その周りや記事の一番上、一番下に注意して見てみましょう。
もしかすると、そこに「広告」「PR」「プロモーション」「Ad」「提供」といった、小さな文字が表示されていませんか?
ニュースサイトによっては、広告エリアと記事エリアがはっきりと分かれていますが、最近は記事のような形をしていても広告である場合が増えています。このような場合、「広告」や「PR」といった表示を義務付けていることがほとんどです。
これらの表示は目立たないように書かれていることもありますが、注意深く見る習慣をつけると、「これは広告だな」「宣伝なんだな」と気づくことができます。
ポイント2:特定のサービスや商品ばかりを褒めすぎていませんか?
ニュース記事は、公平な視点で出来事を伝えることを目指しています。良い点も悪い点も、様々な角度から事実を伝えるように書かれています。
一方、広告や宣伝目的の記事は、特定のサービスや商品を「とても素晴らしい」「これを使えば問題が解決する」といったように、良い面ばかりを強調して書かれている傾向があります。
もし読んでいる記事が、ある一つのものだけを繰り返し褒めていたり、他の選択肢には全く触れていなかったりする場合は、それは広告である可能性が高いと考えられます。
「これは一体、何を伝えたい記事なのかな?」「このサービスや商品を、私に勧めたいのかな?」という視点で読んでみると、より客観的に内容を判断できるようになります。
ポイント3:誰が書いた記事なのか、情報源を確認しましょう
ネット上の記事には、それを書いたり公開したりしている「情報源」があります。例えば、新聞社のウェブサイト、テレビ局のサイト、個人が運営するブログ、企業が運営するサイトなど、様々です。
信頼できるニュースサイトや、知っている会社の公式サイトなどであれば、比較的安心して情報を得られることが多いでしょう。しかし、全く聞いたことのないサイトや、情報源が不明な記事の場合は、慎重になった方が良いかもしれません。
広告やPR記事は、広告主である企業や団体が費用を払って掲載しているものです。記事の一番下や、運営者情報などに、その記事が誰によって提供されているかが書かれていることもあります。
「この記事は、一体どこの情報だろう?」「誰が書いているのかな?」と少し立ち止まって情報源を確認する習慣は、ネット情報を賢く活用するためにとても大切です。
広告やPR記事も、悪いものではありません
ここまで広告とニュースの見分け方をお話ししてきましたが、広告やPR記事自体が悪いものではありません。新しい商品や便利なサービスを知るきっかけになりますし、役に立つ情報が含まれていることもあります。
大切なのは、「これは広告なんだな」ということを理解した上で読むことです。そうすれば、書かれていることを鵜呑みにせず、「これは宣伝だから良いことしか書いていないかもしれないな」という視点を持つことができます。
まとめ:3つのポイントで、今日のネット情報を賢く読み解く
今日のネット情報を、もっと上手に、安心して活用するために、以下の3つのポイントを思い出してみてください。
- 小さな「広告」「PR」などの文字に注目する
- 特定のものを褒めすぎていないかチェックする
- 情報源(誰が書いたか)を確認する
これらのポイントを意識するだけで、インターネット上の情報に対する向き合い方が変わってきます。ニュースだと思って読んでいたものが、実は広告だった、ということに気づくこともあるでしょう。
情報過多な時代だからこそ、少しの注意と工夫で、自分にとって本当に必要な情報を選び取っていくことができます。今日のネット情報も、ぜひ賢く読み解いてみてください。